地盤調査

建物工事の基礎工事が始まる前には、地盤調査を行います。
地盤調査がなぜ行われているのかについてまずご説明します。

地盤調査の重要性

『住宅瑕疵担保履行法』と『新築住宅かし保険』があるのですが
平成１２年に施工された『住宅の品質確保の促進等に関する法律』
により、住宅の主要構造部分や雨水の侵入を防止する部分の設計ミス、施工ミスによる欠陥（瑕疵）に関して、１０年間の保証責任（瑕疵担保責任）を負っています。
しかし、住宅事業者が倒産等によって修理ができなくなった場合、住宅取得者は、自ら修理をしたり建て替えを行わざるを得ないなど多額の負担が生じることが明らかになりました。
住宅取得者の利益の保護を図ることを目的に平成１９年３月に『特定住宅瑕疵担保責任の確保等に関する法律』（住宅瑕疵担保履行法）が成立し、平成２１年１０月以降住宅事業者は新築住宅かし保険への加入などにより十分な修理費用を賄えるようにしたうえで新築住宅を引き渡すこととされました。
住宅会社が無くなっても、金額をだしてくれる保険に入ることが義務化されたので住宅購入者の権利が守られています。
その検査項目のなかで、最初にチェックされるのが「地盤調査」の結果です。
この「地盤調査」ですが、地盤とは建物の基礎となる土地のことを指します。
そこの調査をすることで強度について調べ、建物が安全に支えられる地盤か、安全に建てるためにはどうすべきかなどを把握するために行う、安全な住まいを建てるためには、欠かせない工程です。
では、どのように調べるか？まず先端がスクリュー状になった棒を回転貫入させて行うスウェーデン式サウンディング試験というものがあります。

この調査により基礎工事の考察が出来てどんな基礎が必要かわかります。
でも、地盤が弱いとわかったら「地盤補強工事」が必要になりますがどんな工事が必要になるかは地盤の弱さによって変わります。
皆さんも工事が始まる前に現場で見学すると良いかもしれません。

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