皆さんは普段何気なく使っている階段の種類について考えたことはありますか?
2階建て以上の家なら、必ずある『階段』ですが、どんな種類があるかご存じでしょうか?
住宅に設置する階段の形は、主に4種類あります。
リビングや玄関などの間取りに合わせて、配置やデザインなどが決められていくことがほとんどです。
階段の考え方を少し知っておくだけで、家づくりの選択肢はグッと広がります!
今回は家づくりをする際に役立つ『階段』についてお伝えしたいと思います。
◆階段の種類について
階段の種類は主に『直階段』『折り返し階段』『かね折れ階段』『らせん階段』の4種類に分けられます。
各種類の特徴をお伝えしたいと思います。
【直階段】
直階段は、その名の通りまっすぐで折り返しがなく上がっていく階段です。
縦に長いスペースが必要になります。
家具の搬入等がしやすいのがメリットですが、転倒すると下まで落ちてしまう危険があります。勾配に注意して設計すると安全性が高くなります。
【折り返し階段】
折り返し階段は、かね折れ階段とよく似ておりL字型ではなくU字型に折れている階段です。
踊り場で180度折り返す階段となっており、大型家具の搬入が少し大変になることがデメリットになります。
【かね折れ階段】
かね折れ階段は途中でL字型に折れている階段です。
踊り場で90度横に折れており、構造上、建物の端に配置されることが多いです。
直階段に比べると落ちてしまう心配はないです。
【らせん階段】
柱を軸に、螺旋状にステップを上がっていく階段です。
全体は円柱状であり、直線の階段に比べてスペースを確保できるのが大きなメリットです。
個性的な雰囲気を楽しむことができますが、形状が複雑な分コストが高くステップの中心に近いほど踏むスペースが狭くなるので足元に注意が必要です。
◆リビング階段とホール階段の比較
階段の配置では、主に【ホール】と【リビング】の2つに分けられます。それぞれの特徴をご説明致します。
【ホール階段】
ホール階段とは、玄関ホールや廊下に設置した階段の事です。
プライベート空間をしっかりと区別することができるため、家族それぞれのプライバシーを重視できます。
ホール階段のメリット
・1階のリビングでTVを見ていても2階に音が伝わりにくい。
・リビングに客人が来ていても会うことがない。
ホール階段のデメリット
・家族とのコミュニケーションがとりづらい恐れがある。
・子供が帰宅しても2階に行ってしまうので、元気なく帰ってきても変化に気づきにくい。
【リビング階段】
リビング内に設置された階段をリビング階段といいます。
リビングを通らないと2階に上がることができないため、自然と家族が顔を合わせる頻度が高くなり、コミュニケーションがとりやすい。吹き抜けと相性が良いため、組み合わせて採用することで、明るく開放的な空間が創る事が出来ます。
リビング階段のメリット
・階段を使うたびにリビングを通るので、家族とのコミュニケーションがとりやすい。
・各空間で温度差の少ない環境を作り出しやすい。
リビング階段のデメリット
・リビングを通るのでプライバシー性に欠ける。
・暖房の熱が2階へ逃げやすく1階が暖まりにくい。
・臭いや音が2階へ伝わりやすい。
◆まとめ
間取り、予算で階段のデザインが変わってしまうと思います。
事前に信頼できる住宅会社に相談をして、アドバイスをしてもらう事をお勧め致します。
家族にとって一番の階段とかっこいい階段を見つけてください。
canwood
茨城県つくば市を拠点にデザイン注文住宅など
お客様の住みたい理想の家づくりをサポートしています
家づくりには不安や疑問がつきものです。これから家づくりを始める方、すでに他社と商談をされている方、決める前にぜひご相談ください。土地探しや資金計画など、どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。また見学会への申し込みも受付ておりますので、下記よりお申込みください。
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