注文住宅を建てるためにかかる費用とは?

注文住宅の施工には、どのくらいの費用がかかるのか知っていますか?人生の中で最大の買い物と言われる自宅の費用は重要な部分です。このページでは、注文住宅の施工費用について解説していきます。

土地と建物の費用割合は?

注文住宅を購入する際には、土地と建物どちらも購入する場合と建物だけを購入する場合に分かれます。まずは建物と土地のおおよその価格の割合について解説します。

土地と建物の費用割合は?

注文住宅の購入者割合

まずは、フラット35を利用して、住宅を購入した場合の注文住宅を購入した件数の割合について説明します。以下の表を見てみましょう。

住宅の種類2022年度
注文住宅7,355件
土地付き注文住宅16,026件
建売住宅11,128件
マンション4,278件
中古建売6,559件
中古マンション5,796件

上記の通り、全体に対して「注文住宅」「土地付き注文住宅」を購入された割合は約46%に上ります。そのうち、土地付き注文住宅が購入された割合は約69%と土地と建物を同時に購入している場合も多くあります。

土地と建物の割合

2022年の土地付き注文住宅の購入価格の平均は約4,700万円。土地と建物の良いバランスと言われているのが、土地3~4割、建物6~7割と言われています。上記の内容から、土地は1,400~1,900万円程度、建物は2,800~3,300万円程度が予算の目安です。

土地と建物の割合

土地は1,400~1,900万円が目安ではありますが、地域によって土地の単価相場が異なります。土地価格が高いところと、安いところでは予算が変わるため注意して、予算配分を決めましょう。また、その地域の相場より安い土地には、様々な理由がある可能性も。旗状地や水道、ガス、インターネット光回線などのライフラインが整っていないために別途の工事費がかかってくる可能性があります。この場合は、購入者が工事費を負担することになります。

建物は、建てる工務店やハウスメーカー等によって大きく費用が変わってくる可能性があります。デザインの気に入る工務店、ハウスメーカーに予算を伝え、しっかりとリサーチを行いましょう。また、工務店、ハウスメーカーによってコンセプトが異なるため、気に入るコンセプトを選び、複数社にデザイン制作や見積り依頼することがおすすめです。

参考|2022年度フラット35利用者調査

建物にかかる費用

建物の費用は、大きさ(面積)、土地の建ぺい率、デザイン、工務店・ハウスメーカーなどのコンセプトで異なります。次に、建物にかかる費用の項目について解説していきます。

本体工事費

本体工事とは、注文住宅を建てるためにかかる建築費のことです。1,500〜3,500万円程度かかることが多いです。

本体工事は以下のような内容になります。

  • 仮設工事
  • 基礎工事
  • 内外部給排水工事
  • 建方工事
  • 屋根工事
  • サッシ設置工事
  • 電気工事
  • 断熱工事
  • 床下地工事
  • 外壁工事
  • 内装仕上げ工事
  • 造作工事
  • 照明工事
  • その他設備工事 等

注文住宅の総予算の大部分を占めており、上記の工事にかかる材料費や人件費などが含まれています。

附帯工事費

附帯工事とは、家の建築以外でかかる工事費用のことです。

  • 外構工事
  • 地盤改良費用
  • 解体工事費用

外構工事は家を建てる上で必ずかかってくる費用ですが、地盤改良工事や解体工事は購入・所有する土地の状況によってはかからない場合もあります。

諸費用

諸費用とは、工事費用を除く以下のような諸経費のことです。

  • 税金(印紙税、登録免許税)
  • 登記費用
  • 確認申請費用
  • 水道負担金
  • 設計料
  • 地鎮祭・上棟式にかかる費用
  • 住宅ローン手数料、保証料
  • 火災保険料
  • カーテン、エアコン、照明、家具
  • 引越し代

カーテンやエアコン、照明などはハウスメーカーに依頼することも可能です。

これらの諸費用は、一般的に大体100〜150万円程度かかります。

また、ハウスメーカーや工務店によっては、初めに提示される見積概算書に諸費用を含まずに提示することもあります。

住宅会社選びの際に見積概算書を提示してもらったら、諸費用も含んでいるのかどうかの確認もしておくようにしましょう。

諸費用

完成後にかかる費用

家を建てて住み始めてからもローン返済以外の費用が発生します。

例えば、土地・家を購入した際に課税される不動産取得税、毎年かかってくる固定資産税・都市計画税、他にも火災保険や地震保険などがあります。

また、住み続けていくと家も劣化していくため、外壁や屋根、設備のメンテナンスや交換も必要です。

住宅ローンの返済以外にもマイホームを維持していくために必要な費用がたくさんあるので、万が一に備えて貯蓄もしっかりと行っていきましょう。

完成後にかかる費用

注文住宅の住宅ローン

註文住宅は、新築の建売とは違い、施工が終わる前に支払いが発生します。

以下の表は、ローン契約の一例です。

スクロールできます
注文住宅を建てる流れ家づくりプランニング(資金計画・理想の条件など)土地選び土地申込土地の契約土地のお引渡し注文住宅契約(工事請負契約)工事開始上棟お引渡し
支払い内容土地の手付金(相場:土地代の5~10%程度)仲介手数料半金など残りの土地代金所有権移転登記費用司法書士手数料固定資産税の日割り分契約金(工事代金の10%程度)など着工金(工事代金の30%程度)その他諸経費上棟金(工事代金の40%程度)残りの工事の代金登記費用など
ローンの手順仮審査本審査※⇒ローンの契約手続き本審査※⇒ローンの契約手続きローン実行

※ローンの本契約は、土地と注文住宅の2本の契約か、全て合わせた1本の契約となります。注文住宅の支払いでは、分割融資、つなぎ融資、2本立てなどの方法があります。

どのような住宅ローンがあるのかは以下のページを参考にしましょう。

参考:canwood|【注文住宅の住宅ローン】土地と建物本体の支払い方法|つなぎ融資・分割融資とは?

まとめ

理想の注文住宅には大きな費用がかかります。そのうち土地、建物の費用のバランスを考え、契約を行うことが大切です。また、注文住宅を建てるときには、様々なプランやローンなど選択肢がたくさんあります。ライフスタイル、予算、理想の条件など、1つ1つを考え、後悔の無い住宅にしていきましょう。

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茨城県つくば市をを拠点にデザイン注文住宅など
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