床下の湿気対策で防水シートは有効?ポイントをご紹介

床下は、家の基礎を支える重要な部分であり、湿気対策は住まいの快適性と耐久性を保つために欠かせません。
そこで本記事では、床下の湿気対策として有効な方法についてご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

□床下防水シートの役割とは?

床下は、地面からの湿気や雨水の浸入を受けやすく、放置するとカビやシロアリなどの害虫が発生し、建物の腐食やシロアリ被害、さらには健康被害にもつながる可能性があります。
床下防水シートは、地面からの湿気を遮断し、床下を乾燥状態に保つための重要な役割を担います。

1: カビの発生防止
床下の湿気は、カビの発生を促進します。
カビは悪臭の元になるだけでなく、アレルギーや呼吸器系の病気の原因となるため、健康面への影響も懸念されます。
床下防水シートを敷くことで、床下の湿度上昇を抑え、カビの発生を抑制できます。

2: シロアリ被害の予防
シロアリは、湿気を好み、床下などの木材を餌として繁殖します。

3: 建物の耐久性向上
床下の湿気は、木材の腐食や劣化を促進します。
床下防水シートを敷くことで、木材の寿命を延ばし、建物の耐久性を向上させることができます。

□床下の湿気対策

1: 断熱材をきっちり充填する
断熱材をきっちり施工していくのは新築住宅での基本です。
断熱材は、家の中を快適な気温に保つために必須の住宅設備ですが、施工不良があると断熱性能を発揮できません。
隅から隅まで断熱材を充填することで、家中の断熱性を高められます。

2: 防湿シートを敷く
防湿シートとは、床下からの湿気を防ぐためのシートのことを言いますが、地面の上に敷くことで地面から上がってくる湿気を防ぐことが

地面の上に防湿シートを施工していくにあたり、土壌の質は重要です。
あまりにも水分を多く含む土壌であると、上がってくる湿気が多すぎて防湿シートの下で湿度を溜めこんでしまうことにつながり逆効果です。

3: 床下換気をつけておく
床下の通気性を良くするために床下換気をつけておくのも効果的です。

4: 家の中の通気性を良くしておく
住宅を長持ちさせるためには、家の中の通気性を良くしておくことも大切です。
床下の換気も重要ですが、床上から屋根裏にいたるまで家の中の通気性を良くしておくことも大切です。

□まとめ

床下防水シートは、床下の湿気対策に有効な手段です。

床下防水シートを敷くことで、カビやシロアリなどの害虫の発生を抑制し、建物の耐久性を向上させることができます。
快適な住環境を長く維持するためにも、床下防水シートの施工を検討しましょう。