新築断熱等級を徹底解説!性能別メリット・デメリット、おすすめの等級は?

新築住宅を検討しているあなたは、快適な住まいを実現するために、断熱性能について深く考えているのではないでしょうか。
特に、近年注目されている「断熱等級」は、住宅の断熱性能を示す重要な指標です。
しかし、断熱等級には1~7までの7段階があり、どの等級を選べばいいのか迷っている方も多いと思います。
この記事では、新築住宅の断熱等級について、その仕組みからメリット・デメリット、おすすめの等級まで詳しく解説していきます。
断熱等級を理解することで、快適で省エネな住まいを実現するための第一歩を踏み出しましょう。

□新築断熱等級とは?

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標です。
数字が大きいほど断熱性能が高く、快適性や省エネ効果が向上します。

・断熱等級は、国土交通省が定める「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められています。
・ 2022年10月現在、断熱等級は1~7の7段階で、数字が大きいほど高断熱性能を示します。
・ 断熱等級は、住宅の壁、屋根、床などの部位の断熱材の厚さや性能によって算出されます。

断熱等級は、住宅の快適性や省エネ性能に大きく影響します。
例えば、高断熱住宅は、冬は暖かく、夏は涼しいので、室温の快適な範囲を保ちやすく、冷暖房の使用量を抑えることができます。
また、高断熱住宅は、窓からの熱の出入りを抑えることで、結露の発生を抑制し、カビやダニの発生を防ぐ効果もあります。
さらに、高断熱住宅は、省エネ効果が高く、光熱費の削減にも貢献します。

□断熱等級別の違いとメリット・デメリット

断熱等級は、数字が大きくなるほど断熱性能が高くなり、それぞれメリット・デメリットがあります。
ここでは、代表的な断熱等級4、5、6、7について、詳しく解説していきます。

1: 断熱等級4

断熱等級4は、従来の住宅の断熱基準を満たすレベルです。

メリット
・一般的な住宅の断熱性能を満たしているので、特に問題なく快適に過ごせる。
・他の等級と比べて、建築コストが抑えられる。

デメリット
・断熱性能が低いので、夏は暑く、冬は寒く感じる場合がある。
・冷暖房の使用量が多くなり、光熱費が高くなる可能性がある。

2: 断熱等級5

断熱等級5は、断熱等級4よりも断熱性能が高く、省エネ効果も向上しています。

メリット
・断熱等級4よりも、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる。
・冷暖房の使用量を減らすことができるので、光熱費を削減できる。
・住宅ローン金利の優遇を受けることができる場合がある。

デメリット
・断熱等級4よりも、建築コストが高くなる。

3: 断熱等級6

断熱等級6は、断熱等級5よりもさらに断熱性能が高く、快適性と省エネ性能が向上しています。

メリット
・断熱等級5よりも、さらに快適に過ごせる。
・冷暖房の使用量を大幅に減らすことができるので、光熱費を大幅に削減できる。
・住宅ローン金利の優遇を受けることができる場合がある。

デメリット
・断熱等級5よりも、建築コストが高くなる。

4: 断熱等級7

断熱等級7は、現時点で最も高い断熱性能を持つ等級です。

メリット
・断熱性能が非常に高く、真冬でも暖房なしで過ごせる場合もある。
・冷暖房の使用量を最小限に抑えることができるので、光熱費を大幅に削減できる。
・住宅ローン金利の優遇を受けることができる場合がある。

デメリット
・断熱等級6よりも、建築コストが高くなる。

□まとめ

断熱等級は、住宅の快適性や省エネ性能に大きく影響する重要な指標です。
断熱等級4、5、6、7それぞれにメリット・デメリットがあり、住宅の用途や予算、ライフスタイルに合わせて最適な等級を選ぶことが大切です。
この記事では、断熱等級の種類やそれぞれの特徴、メリット・デメリットを詳しく解説しました。
新築住宅を検討する際には、断熱等級をしっかりと理解し、ご自身のニーズに合った断熱性能の住宅を選びましょう。