注文住宅のキッチン設計！立ち上がり高さで決まるおしゃれで使いやすい空間

注文住宅を建てる際、キッチンは家族の生活の中心となる重要な空間です。
その中でも、キッチンの「立ち上がり」は、デザイン性と使い勝手の両面で重要な役割を果たします。
適切な高さを選ばないと、使いづらさを感じたり、せっかくの素敵なキッチンが台無しになる可能性も。
快適で、そしておしゃれなキッチンを実現するために、立ち上がり高さの選び方をしっかり検討しましょう。
このガイドでは、デザインと使い勝手の両面から、理想の立ち上がり高さを探るヒントをご紹介します。

おしゃれなキッチンのデザイン

素材選びで魅せる空間

キッチンの立ち上がりは、単なる機能的な部分ではありません。
素材選びによって、キッチンの雰囲気は大きく変わります。
例えば、木製の立ち上がりは温かみのある空間を演出します。
一方、タイルやステンレスは、モダンで清潔感のある印象を与えます。
さらに、大理石調の素材を使えば高級感あふれるキッチンに。
どんなテイストのキッチンにしたいか、全体のインテリアと調和する素材を選ぶことが大切です。
アクセントとして、部分的に異なる素材を使うのも効果的です。
例えば、メインの素材に木目調を用い、コンロ周りだけをステンレスにするなど、デザインに変化を持たせることができます。

色とデザインの組み合わせ

素材と同様に、色選びもキッチンの印象を大きく左右します。
白やベージュなどの淡い色は、明るく開放的な空間を演出します。
一方、ダークカラーは、落ち着いた雰囲気を作り出します。
また、色だけでなく、デザインにも注目しましょう。
例えば、シンプルなデザインはどんなスタイルのキッチンにも合わせやすく、飽きが来にくいでしょう。
逆に、個性的なデザインは、キッチンの個性を際立たせる効果があります。
全体のバランスを考えて、素材と色の組み合わせを検討することで、理想のおしゃれなキッチンを実現できます。
例えば、木目調の温かい素材に白を組み合わせることで、清潔感と温かさを両立したキッチンを実現できます。

使いやすいキッチンの立ち上がり高さ

高さ別メリットとデメリット

キッチンの立ち上がり高さは、一般的に10cm～25cmの範囲で検討されます。
10cm程度の低い立ち上がりは、リビングとの一体感を高め、開放的な空間を演出しますが、手元が見えやすいため、生活感が気になる方もいるかもしれません。
一方、20cm～25cm程度の高い立ち上がりは、手元をしっかり隠せるため、生活感を抑えたい方におすすめです。
ただし、圧迫感を感じたり、ダイニングとのコミュニケーションが取りづらくなる可能性もあります。
最適な高さは、家族構成やライフスタイル、キッチンの広さなどによって異なります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合った高さを選ぶことが重要です。

キッチンタイプ別検討

キッチンの形状（L型、I型、ペニンシュラ型など）によっても、最適な立ち上がり高さが異なります。
L型キッチンでは、作業スペースを確保しつつ、圧迫感を避ける高さを選ぶことが重要です。
I型キッチンでは、コンパクトな空間を最大限に活用できる高さを検討しましょう。
ペニンシュラ型キッチンでは、リビングとの一体感と手元の隠蔽性を両立する高さが求められます。
それぞれのキッチンタイプの特徴を理解し、それぞれのメリット・デメリットを考慮して、最適な高さを検討することが大切です。

コンセントとニッチの配置

キッチンの立ち上がり部分には、コンセントやニッチを設置する計画も立てましょう。
立ち上がり部分にコンセントがあれば、ハンドミキサーなどの調理家電の使用が便利になります。
ニッチは、調味料などの収納スペースとして活用できます。
しかし、立ち上がり高さが低いと、コンセントやニッチの設置が難しくなる場合があります。
事前にコンセントやニッチの設置場所と必要数を決め、立ち上がり高さと合わせて計画を進めることが重要です。

まとめ

キッチンの立ち上がり高さは、デザイン性と使い勝手の両面を考慮して決定する必要があります。
素材や色の組み合わせ、キッチンタイプ、コンセントやニッチの配置など、様々な要素を考慮し、自身のライフスタイルに最適な高さを選ぶことが大切です。
この記事が、理想のキッチンづくりに役立つことを願っています。
後悔のない選択をするために、じっくりと時間をかけて検討しましょう。
そして、完成したキッチンで、快適な時間を過ごしてください。

投稿者プロフィール

can wood株式会社広報部: can wood株式会社では、茨城県全域でデザイン性と機能性を兼ね備えた注文住宅を提供しています。土地探し・資金計画から設計・施工・アフターサポートまで丁寧に対応。二級建築士、一級建築施工管理技士、宅地建物取引士の資格を持つ代表・境田祐一が住まいづくりを全力でサポートします！