夫婦2人でちょうどいい、50代60代の平屋住み替え

2024年4月18日

子どもが20を超え、家を出ると二階建て住宅は大きく感じ、不要な空間も出てくることがあります。また、使用する空間ではない部屋でも空気の入れ替えやそうじなど、手入れが必要で、さらに場合によっては修理などもメンテナンスも行わないと行けない場合もあります。そんな時に50代、60代の子育てが一段落した家庭に、平屋への建て替えがオススメです。ではどんなメリットがあるのでしょうか。

夫婦ふたりでちょうどいい広さの平屋

夫婦2人で暮らすのにはおおよそ20～25坪程度の広さが最適です。20坪台の土地の場合1LDK～2LDKほどの住宅にすることが可能で、さらに階段や廊下を設置しない住宅のため、コンパクトながらも広々とした空間となります。

また、2部屋以上の部屋数があると書斎や客間、趣味用のスペースなど様々な活用方法も生まれます。土地が広い場合は部屋数を余裕を持って考えることも最適です。

フラットだから安心・バリアフリー

2階部分がない平屋は、老後も過ごしやすい空間にすることが可能です。

床に段差を付けない
車いすが使いやすい
広めのスペース確保
引き戸

上記のようなことがバリアフリーと言われており、このような対策を行う事で長く使い慣れた自宅に住むことが可能になります。もともと2階部分がないため、設計当初からバリアフリーを考えて設計することで、後付けすることなく愛着のある自宅に住み続けることができ、さらに介助が必要になった場合にも介助者が楽に動作ができます。50代60代で建てた当時には不要と感じていても、70～80代と年々必要になることも考え、設計することが大切です。

住宅出入りの人数・庭の充実

住み替えを検討する方の中に、マンションからの住み替えを考えている方も多くいらっしゃいます。平屋のような戸建て住宅では、マンションのような共同住宅とは違い、家族以外の出入りは全くありません。

さらに、マンションとの大きな違いは、庭があること。ウッドデッキを設置したり、家庭菜園、家庭園芸なども可能になります。また、ペットを飼う方もおり庭で遊ぶことも。土地を活用し、家族が過ごしやすく、充実する生活を送れる住宅にすることができます。

地震に強い

平屋は、地震等の災害に強い事もメリットの1つです。2階建てや3階建て住宅は上階の重みなどから、倒壊のリスクがありますが、平屋は1階部分だけの住宅のため、倒壊のリスクは低くなります。さらに、壁の面積部分も少ないので、風による影響を受けにくく台風や強風などにも低リスクとなります。また、停電や断水の場合でも、階段を使って水や生活用品を運ぶことはありません。そのため、災害発生時には平屋はメリットが大きいです。

一方で、2階部分がないため浸水のリスクがあります。大雨や津波などの縦方向に非難が必要な場合には、避難行動をいち早く行うことで、災害対策を行うことが重要になります。